ゲームコントローラーとPCとスマートフォンでの横移動

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発売、めでたいですね。
この為にゲームキューブコントローラー (以下、GCコン) とタップも準備して、早速繋いで準備した。

数年ぶりにGCコンを持ってみると、とてもしっくりきて、千数時間 (?) と握った感覚が蘇ってきた。
そこで最近の身の回りのデバイスと比較して考えることがあったので、何度も書かれていることだろうけど、備考録的に書いておく。

自分のことを知らない人が読んだ時のエクスキューズになるように一応書いておくが、自分の本業はスマートフォン、とりわけiOSのアプリケーションエンジニアで、UI/UXに造詣が深い訳ではないということを踏まえて、読んでもらいたい。

ゲームコントローラ

前述の通り、ここではGCコンをイメージしている。
GCコンでの横移動はメインはスティックでの操作が、一般的だと思う。
昨日GCコンを持ってみてスティックをいじると、頭の中ではキャラクターを操作するようなイメージだった。
まだスマブラSPは起動できていないが、きっとそういう操作を想像するだろう。
スティックに限らず、十字キーでも同じく、1コマずつキャラクターが動くイメージだ。

なにが言いたいかというと、自然と 「主観的に (自分が) 動いている 」という感覚になったということだ。

PC

PCにも十字キーはある。
ただ、これを操作しても、キャラクター (≒自分) が動くイメージはなく、動くのはモニターに映るカーソルであろう。

十字キーを押した方向に、カーソルが動く。
つまり、これは「 客観的に (モノを) 動かしている 」という感覚になる。
同じ十字キーなのに、カーソルを自分だと思えない原因は、コントローラーという物理デバイスを握っているかどうかなのかな。
ただ、ゲームのメニュー画面は、カーソルを動かすそのままの体験だとも思うので、自分がどうやって区別しているのか難しい。

トラックパッドはちょっと特殊で、設定によって後述するスマートフォンのような動きにもなり得る。*1

スマートフォン

スマートフォンには十字キーは基本的なく、スワイプがその操作に該当する。
スワイプは、どういう感覚かと言うと、タッチ面のモノを物理的に動かす感覚に似ている。
スマートフォンアプリ、特にiOSのUIの話では「スキューモーフィズム」が大切にされてきた。*2
要するにメタファー表現。
電子書籍でよくある、ページをめくる感覚が、横移動と言えるだろう。
これは前述のPCトラックパッドも同様で、ブラウザのページ送りも、本をめくる感覚だ。

そう考えると、「(モノを) 動かしている感覚ではあるものの、主観的に見ている」のではないだろうか。
「いやいや、PCのカーソル操作と何が違うんだ。」という意見もわかるのだけど、少なくとも自分は、スマートフォンの場合は身体の延長にある気がしている。

まとめ

ゲームコントローラ

コントローラーの操作と連動して、動いている感覚

PC

十字キーの操作と連動して、動かしている感覚 トラックパッドの操作で、動かしている感覚

スマートフォン

スワイプ操作で、動かしている感覚



まとめられてないとは思うものの、朝になんとなく頭に浮かんだことをできる限り言語化してみた。
最近新しいアプリを見たり、UI考察をあまりできていなかったので、【新版】UI GRAPHICS 成功事例と思想から学ぶ、これからのインターフェイスデザインとUX も読もうと思う。

それはそれとして、GCコンは本当によくできたコントローラーだなと惚れ惚れした。

*1:自分はmacOS端末をほぼ100%使うので、ものによっては違うかもしれない

*2:それもスキューモーフィズム -> フラットデザイン -> Fluid Interfacesと変遷してきてはいる UI GRAPHICS新版に寄稿しました - Appleが目指す「流れるインターフェース」|Go Ando / THE GUILD|note